対決! 新型ホンダNSXがS660に鈴鹿で負けた?

3月12日、鈴鹿サーキットモータースポーツファン感謝デーの中で行われた「Hondaスポーツ タイムハンデマッチ」。新型NSXも登場するとあって大いに注目を集めていました。

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新型NSXと、現在発売中のホンダのスポーツ車がバトルすると言うこのイベント、NSXのほかにはS660、CR-Z、そしてこちらも大注目の世界最速FF車を名乗る新型シビックType-Rが登場。

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鈴鹿サーキットのフルコースを1周だけ走って順位を競うのですが、さすがに軽オープンスポーツのS660とハイブリッドシステム出力580馬力のNSXでは勝負にならないためにタイムハンデマッチという形式をとります。

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まず往年のF1ドライバーとして日本でも知名度の高いジャン・アレジさんがS660に乗ってスタート!

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その20秒後にCR-Zがスタート。

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その15秒後にシビックType-R。こちらには昨年のヨーロッパGP2フォーミュラーのチャンピオン、ストフェル・バンドーン選手も乗ります。

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そしてNSXには山本尚輝選手が乗り込み、シビックType-Rの10秒後にスタート。S660からは45秒のハンデとなっています。

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そのNSX、よく見ると2名乗車。なんと鈴鹿サーキットオフィシャルアナウンサーのピエール北川さんが助手席で実況!

SUPER GTのGT500マシンよりもハイパワーといわれるNSX。コーナーリングの安定感は抜群で、タイヤのスキール音など全く発することも無く次々とコーナーをクリアしていきます。

そして最終コーナーで先行するシビックType-RやS660をもつれ合いながらのチェッカー!

この勝負、ごくごくの僅差で優勝したのはバンドーン選手のシビックType-R。そして2位にはなんと、ジャン・アレジさんのS660!NSXは3位となりS660に敗北?

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しかし、鈴鹿サーキットのたった1周で45秒のハンデを負いながら、見事に先頭集団に追いついたNSX。出力だけではなく、運動性能も本物だということを証明したようです。

(写真・文:松永和浩)

この記事の著者

松永 和浩 近影

松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
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