アウディのSUV「Q7」シリーズにハイパフォーマンスな『S』モデルが登場です。
ドイツにて発表されたニューモデル「SQ7」は、アウディ初・世界初のテクノロジーを盛り込んでいるのがアピールポイント。市販車としては、もっともパワフルな435馬力のディーゼルエンジンを搭載しているのが特徴です。
総排気量3956ccのV8ディーゼルはシーケンシャル過給のツインターボに加え、世界初の電動式コンプレッサーを備えています。この電動式コンプレッサー(EPC)はインタークーラーとエンジンの間に置かれ、最大70000rpmの高速回転により素早くエンジンに空気を送り込むことが可能。また、排気ポートは各気筒ごとに異なるターボチャージャーにつながるようデザインされ、排気バルブの開閉により2つのターボチャージャーを使い分けるという凝ったシステムです。
バンク角90度のV型エンジンは、バンク内側にターボチャージャーを配するドイツ系メーカーのトレンドとなるレイアウトを採用。さらにアウディのディーゼルエンジンとして初めて吸排気に2つのカムプロフィールを持つアウディバルブリフトシステムが採用されているのもニュース。こうしたテクノロジーにより、最高出力は320kW(435馬力)、最大トルクは900Nmとなり、0-100km/h加速は4.8秒を誇ります。