クラス最強を誇るSUVアウディ「RS Q3 performance」を世界初公開

注目はやはりエンジンで、いまや少数派となっている直列5気筒エンジンを搭載。「performance」モデルの2.5 TFSIエンジンはパワーが大幅にアップしていますが、メインラジエーターの冷却能力を拡大し、さらに燃料ポンプの最適化を図ることで、5気筒ターボエンジンの最高出力を27ps向上。

最大トルクは465Nmで、1625-5550rpmの広いトルクバンドで発揮されるのも特徴です。

Audi RS Q3 performance

0-100km/hは4.4秒で加速し、最高速度は270km/hに到達。NEDC(欧州新ドライビングサイクル)複合モードでの燃料消費量は、8.6L/100kmで、CO2排出量は198g/kmとなっています。

トランスミッションは7速のデュアルクラッチで、駆動方式はお馴染みの「quattro」フルタイム4WDシステムを採用。電子油圧制御の多板クラッチを介して、エンジンパワーを4輪に配分します。

Audi RS Q3 performance

サスペンションは、より締め上げられた「RS sport」で、強力なエンジンパワーを路面に伝えるだけでなく、ノーマルのQ3よりも車高は20mm低くなっていて、オプションで可変ダンパーも選ぶことができます。

Audi RS Q3 performance

「アウディドライブセレクト」に用意されている「Comfort」、「Auto」、「Dynamic」のモードのいずれかを選ぶことで、その可変ダンパーの特性を調整することが可能。ドイツ本国ではすでにオーダーを受け付けており、ベース価格は61,000ユーロ、デリバリー開始は2016年の第2四半期が予定されています。

(塚田勝弘)

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この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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