トヨタは、同社の展示館「トヨタ会館」の環境技術・安全技術コーナー(豊田市トヨタ町1番地)をリニューアルし、2月29日(月)より一般公開を開始しました。
トヨタ会館は、トヨタのクルマづくりの考え方や自動車関連技術を紹介する展示館として、会社創立40周年を記念し1977年に愛知県豊田市トヨタ町1番地に設立されました。
設立以来の累計来館者はまもなく1,600万人に到達します。海外からも中国などアジアを中心に約3万人が来場しました。
今回のリニューアルは昨年12月から閉鎖して行われた大規模なものです。
「環境技術コーナー」では、水素社会の実現に向けた取り組みが進む中、燃料電池自動車を中心としたトヨタの取り組みを紹介しています。
「安全技術コーナー」では衝突回避支援パッケージ「トヨタ・セーフティセンス」を最新の映像技術を用いて紹介しています。複雑な技術を分かりやすく解説しただけではなく、見る楽しさにも配慮している、とのこと。
リニューアルされた主な展示内容は以下の通りです。
「環境技術コーナー」
・燃料電池自動車、ハイブリッド車、プラグインハイブリッド車の構造が分かるカットボデーを展示
・ハイブリッドシステムの基本的な仕組みを、ゲーム感覚で理解できる体験展示
・エンジンやトランスミッションの低燃費技術を、キャラクターやアニメーションで説明
・山林再生に取り組んでいる「トヨタ三重宮川山林」(三重県大台町)の間伐材を使用した、木の温かみを感じられる展示空間
「安全技術コーナー」
・衝突回避支援パッケージ「トヨタ・セーフティセンス」を、プロジェクションマッピングで可視化して表現
・プリクラッシュセーフティなど、個別の予防安全技術を映像で説明
・衝突安全技術を、TNGA(Toyota New Global Architecture)プラットフォームのカットボデーと衝突試験映像で解説。 衝撃吸収のメカニズムはアニメーションを用いて分かりやすく説明
ホームページ:工場見学・トヨタ会館 ようこそ!トヨタへ
(山内 博・画像:トヨタ)