・千葉戦について
── 昨年、千葉大会では予選・本戦を通して最速タイムを叩き出されました。直線での速度が速い機体と評判ですが、ウイングレット無しのハンデは少ないので優勝・表彰台に立てる可能性は?(昨年の千葉大会では室屋選手はラウンド・オブ・14で最速タイムを記録しています)
ウイングレットの効果は直線が多いコースレイアウトではハンデキャップは少なくなります。高低差の少ない千葉は表彰台の可能性はあると思います(コースが設定される海上はパイロン間はほぼ水平。速度が稼げる機体はやや有利)。
とはいえ、ターンが無くなる訳ではなく、ウイングレット装着/非装着ではコース1ラップで0.2~0.3のタイム差が出ます(ノーミスで飛行した場合、勝敗を分けるタイム差は1秒以内の事が多く、0.3秒は無視出来ないタイム差です)。
…とはいえ、期待出来る言葉を頂けました。ぶっつけ本番の昨年より可能性を感じます!
・気になるウイングレットの投入について
── シーズンが進むうちに認可されれば、ウイングレットは投入されるのでしょうか。
ウイングレットは設計当初の性能が引き出されないので、安易に小さくするなどの変更/採用は行いません。今のままで承認が得られた上で投入します。
上下方向に伸び、且つ最大面積のウイングレットが付いた室屋機は軽やかな旋回を見せ、表彰台の頂点も見えてくるでしょう。
今年はオフィシャルパートナーFALKENに加え、テクニカルパートナーとしてBREITLINGがチーム・ムロヤをバックアップします。初勝利が早く訪れる事を楽しみにしましょう!
(川崎BASE)※写真は了承を得て転載しています。