フォルクワーゲンの次世代up!(!?)が登場、発売は今年夏から

エクステリアでは、新型ヘッドライト(LED デイタイム ランニングライトを標準装備)や新意匠のバンパー、リヤディフューザー、新デザインのテールライト、ウインター一体式のドアミラー、コーナリングライトが組み込まれたフォグランプなどが見どころ。

Volkswagen auf dem Genfer Automobilsalon 2016

インテリアは、新しいカラーと加飾が採用されたダッシュパッド(スタイリングパネル)、シートも新しいデザインになっています。

Der neue Volkswagen up! beats

装備ではほかのVWモデルと同様に、「ライト&サイト」パッケージ(「カミングホーム」、「リビングホーム」機能に加え、レインセンサーを装備)を用意。

さらに、マルチファンクションステアリングとピュアエアクリマトロニック(フルオーAC)が初採用され、後者はキャビン内の空気を清潔に保つことができます。エンジンは1.0LのTSI(3気筒ターボ)に変更され、最高出力は90ps、160Nm の最大トルクは1500rpm から発生。

最高速度は185km/hに達し、0-100km/h 加速は10 秒というなかなかの俊足ぶりですが、これは初代ゴルフGTIに匹敵する性能を目指して開発されたそうです。

燃料消費量は4.4L/100km(CO2 排出量:102g/km、推定値)で、数値上は1回の給油で最長 800kmの走行が可能(欧州値)とのこと。なお、この1.0Lターボエンジンのほか、既存のNA(1.0Lガソリン)も併売されるそうです。

Volkswagen auf dem Genfer Automobilsalon 2016Der neue Volkswagen up!Der neue Volkswagen up!

ほかにも、内・外装ともに新色の設定や新パッケージの設定、「BeatsAudio」サウンドシステムが搭載された「up! beats」の設定など見どころ満載で、スマホ連携機能の強化なども盛り込まれています。欧州での発売は今年の夏からで、新型up!のベース価格は据え置きとアナウンスされています。

(塚田勝弘)

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この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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