メルセデス・ベンツGLEに「部分自動運転」に近づく装備を標準装備

インテリアでは、メルセデス・ベンツ最新のCOMANDシステム(タッチパッド付)をセンターコンソールに配置し、5つの走行モードをチョイスできる「ダイナミックセレクト」ダイヤルも新たに用意。

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ディスプレイも独立式モニターに変更されていますが、2眼式メーターなどは従来のMクラスから踏襲。

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安全装備は従来どおり、レーダーセンサーを使った最新の先進安全装備が採用されています。

メルセデス・ベンツが「インテリジェントドライブ」と称する先進安全装備の中核を担うのが自車の周囲360°をカバーする複合的なセンサーシステム。フロントスクリーン内側のステレオカメラは、最大500mの範囲で大まかな様子をモニターできるほか、ふたつのカメラで車両前方約50mの範囲を立体的に補足。

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さらに、レーダーセンサーは、フロントとリヤバンパーの側面に内蔵された25GHzの短距離レーダーと、グリル奥の77GHzの中・長距離レーダーが1つ、リヤバンパー中央の25GHzマルチモードレーダーが1つの、合計6個が搭載されています。

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これらのセンサーによりアクセルとブレーキはもちろん、ステアリングも自動でアシストする「部分自動運転」というべきドライバーサポート機能を搭載。自動追従型クルーズコントロール「ディストロニック・プラス」にステアリング操作をアシストする機能も追加され、同機能はメルセデス・ベンツのSUVでは初めて採用されています。

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こちらは、約60km/h〜200km/hの速度内で作動し、車線をはみ出すとステアリングを振動させることで車線逸脱を警告し、さらにドライバーが操作を行わないと車両が補正ブレーキを作動させて車線内に戻すもので、メルセデス・ベンツらしく正確な制御に仕上がっている印象。

そのほか、車両周囲の状況をモニターする「360°カメラシステム」、自動操舵・ブレーキ機能により縦列駐車と車庫入れをアシストする「アクティブパーキングアシスト」が全車に標準装備されています。

(文/塚田勝弘 写真/小林和久、塚田勝弘)

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この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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