ドアミラーの「形」に2年間を費やした新型アウディA4のこだわりとは?

Audi_A4_08

新型A4のドアミラーは、マウントをボディ側(ドアパネル最上部)に移動し、ミラーハウジングに細かいリブ(面と直角に付ける部材)を加えることで、風向きに関係なく風切り音の発生を抑制しています。

Audi_A4_11

セダンではスポイラー機能を併せ持つトランクリッド、アンダーボディの処理が空気抵抗削減に大きく貢献しているとのことで、エンジンコンパートメントの下側をフラットに覆い、パッセンジャーセルとラゲッジルーム下側もフラットに仕上げられているそう。

Audi A4

 

また、リヤサスペンションのカバーなど、金属部を覆う樹脂のプロテクターを広範囲に装着するなど、徹底した対策が施されています。

前輪にぶつかるエアの流れに対して新しいスポイラーを開発することで特許を取得するなど、エアロダイナミクスの追求は新型アウディA4の見どころのひとつ。

その狙いはもちろん燃費の向上で、エンジンそのものの改良により、とくにFF向けの2.0TFSIは「ミラーサイクル」化されたこともありJC08モード18.4km/Lという燃費を達成し、ターボエンジンとしては高い圧縮比(11.8:1)やデュアルインジェクションなどによりハイパワーとの両立も果たされています。

(塚田勝弘)

【関連記事】

新型アウディA4は先代A4からどう変わったのか?
https://clicccar.com/2016/02/08/353110/

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
続きを見る
閉じる