新型A4のドアミラーは、マウントをボディ側(ドアパネル最上部)に移動し、ミラーハウジングに細かいリブ(面と直角に付ける部材)を加えることで、風向きに関係なく風切り音の発生を抑制しています。
セダンではスポイラー機能を併せ持つトランクリッド、アンダーボディの処理が空気抵抗削減に大きく貢献しているとのことで、エンジンコンパートメントの下側をフラットに覆い、パッセンジャーセルとラゲッジルーム下側もフラットに仕上げられているそう。
また、リヤサスペンションのカバーなど、金属部を覆う樹脂のプロテクターを広範囲に装着するなど、徹底した対策が施されています。
前輪にぶつかるエアの流れに対して新しいスポイラーを開発することで特許を取得するなど、エアロダイナミクスの追求は新型アウディA4の見どころのひとつ。
その狙いはもちろん燃費の向上で、エンジンそのものの改良により、とくにFF向けの2.0TFSIは「ミラーサイクル」化されたこともありJC08モード18.4km/Lという燃費を達成し、ターボエンジンとしては高い圧縮比(11.8:1)やデュアルインジェクションなどによりハイパワーとの両立も果たされています。
(塚田勝弘)
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