18年振りの参戦となるWRCについて
「トヨタがWRC参戦車両をマキネン氏に丸投げしているのではないかと一部で言われているが、そうではない。かつてチャンピオンを獲得したトヨタが復帰するなら勝つためのチーム作りをしなければならない。そのためにはTMGとマキネン氏が必要だった」
とトークショーの前に豊田章男トヨタ社長のメッセージが読み上げられました。
このメッセージを受けてTMG佐藤社長(写真人物右)は
「今回、TMGはエンジンを担当しますが、開発メンバーはF1などで開発力を磨いてきました。その技術とマキネン氏のクルマ作りと融合させて、戦闘力の高いエンジンを作っていきたい」
と参戦に対しての力強い抱負を述べました。
またチーム代表のマキネン氏(写真人物中央)は
「(WRCで)成功するために志が高いメンバーを集めることが重要。現在はそんなチーム作りと進めていて、それが勝てるチームになっていくのです」
とコメント。
続いてWRCチーム副代表でもある嵯峨専務は
「復帰してもすぐに勝てるかどうかはわかりませんが、私たちは勝つために参戦します。勝つことでトヨタがWRCにかける思いを示したい、やるからには日本を背負って頑張りたい」
とトヨタとしての強い思いを語っています。
今回のカンファレンスで、WRC復帰プロジェクトは元々はTMG社員による有志活動から広がっていったプロジェクトだということが発表されました。
参戦は2017年からになりますが、トヨタがWRCでどんな闘いを見せるのか楽しみですね。
(テヅカ・ツヨシ)