同調査においても、「1度は乗ってみたい憧れのクルマメーカー」という項目がありました。
トップ5が以下のブランドでした。
第1位:BMW
ドイツのプレミアムブランドであるBMWがトップを獲得。セダンのほか、SUVやコンパクトカーなど幅広いジャンルを手掛けていますが、いずれもキドニーグリルと称するデザインアイコンを持ち、ブランドを強く感じさせます。
また、“駆け抜ける歓び”をコンセプトに掲げる躍動的な走行性能も魅力のひとつ。当然、飛ばせば速いのですが、BMWの醍醐味はコントロール性です。アクセル/ブレーキ/ステアリングすべてがドライバーのわずかな動きを見逃しません。速く走らせるのは簡単ですが、上手く操るとなると奥が深い。
第2位:フェラーリ
1947年の設立以来、常に走行性能の最前線を歩んでいるフェラーリ。そのパフォーマンスもさることながら、地を這うほど低く構えたスタイルと、遠くからでも轟く官能的なサウンドなど、周囲の視線をクギ付けにしてしまう存在感も魅力的。
日本では現在「488シリーズ」「カリフォルニアT」「FF」「F12」を展開。フェラーリ正規ディーラーで購入した場合、7年間無料で定期メンテナンスが受けられ、オリジナルのスペアパーツをはじめ油脂類も保証の中に含まれるとのこと。いや~、買った後の維持費を心配していたのですが、アフターケアは心配なさそうです。
第3位:メルセデス・ベンツ
ドイツ生まれのプレミアムブランドとして、知らない人はいないほどその名を世に知らしめているメルセデス・ベンツ。高級サルーンの王者「Sクラス」をはじめ、「ゲレンデ」の愛称で呼ばれる「Gクラス」、さらにはハイパフォーマンスモデル「メルセデスAMG-GT」など、あらゆる分野で存在感を放っています。
いずれも1000万円オーバーの超・高級車の存在感が強いブランドですが、2013年の「Aクラス」のフルモデルチェンジを機に300万円ほどのお手頃?なモデルを充実。2015年にはディーゼルやプラグインハイブリッドなど様々なパワートレーンを導入。2016年は人気のSUVを充実させるとのこと。
第4位:ポルシェ
水平対向エンジンを車体後方に置いて後輪を駆動させるという独特なレイアウトと、女性的な曲線美を彷彿とさせるスタイリングが魅力の「911」を筆頭としたスポーツカーメーカーのポルシェ。
個人的な感想で恐縮ですが、ポルシェは1度乗るとその魅力の虜になってしまいます。車内に乗り込み、ドアを閉めただけでボディのガッチリ感が漂い、それは走り出せば確信に変わります。とくに、左ハンドルのMTでは操作系すべてがピタリとはまり、まさにクルマを着ると表現できる一体感を味わわせてくれます。
第5位:アウディ
ドイツ製高級ブランドとしてBMW、メルセデス・ベンツと並んで、“御三家”の一角を担うアウディがランクイン。年代別では、30代で3位、20代で2位と、年代が若いほど高い支持を集めました。
アウディの特徴は、やはり先進性に尽きます。メカニズムでは素早い変速とダイレクト感を実現したデュアルクラッチトランスミッションをはじめ、スペースフレームをアルミ押し出し材の溶接で構成し軽量化と高剛性化を両立するなど、常に驚きを与える技術が盛り込まれています。
最近では、アウディバーチャルコックピットと称するシステムを搭載。メーターには12.3インチの液晶を配し、速度計や回転計だけでなく、マップを大画面で表示可能。ステアリングスイッチでナビや空調などの操作が完結するため、とにかく便利。これから普及していくシステムでしょう。
(今 総一郎)