ロールス・ロイスの新型「ドーン」は、現代的で最高級の4シーター・コンバーチブルとして具現化されたもの。
1950 年から 1954 年の間にわずか28 台のみ生産されたロールス・ロイスの歴史の中でも有名かつ稀な「シルバードーン」のドロップヘッドから発想を得ているそうです。
ロールス・ロイス・モーター・カーズのプレスリリースには、「日出づる国、日本が夜明け「ドーン」を迎える」というタイトルが付けられていますが、「ドーン」を我がガレージに迎えることができる人は日本でもほんのわずかでしょう。
気になる日本での価格は3740万円〜という設定で、これは日本のロールス・ロイスのラインナップで、「ゴースト シリーズ2(3205万円〜)」、「レイス(3383万円〜)」に続く下から三番目という車両本体価格になっています。
ボディサイズは全長5295×全幅1945×全高1500mm(空車時)、ステアリング位置は左/右ともに設定。
エンジンは6.6LのV12ツインターボで、ZF製8ATとの組み合わせにより570ps/5250rpm、780Nm/1500-5000rpmという驚異的なスペックを叩き出しています。なお、駆動方式はFRです。
「ドーン」のルーフは50km/h以下なら走行中でも操作が可能で、全開時から約20秒で閉めることが可能。閉じてしまえばクーペの「レイス」と違わぬ完全な沈黙が得られるそうです。
ファブリック製ルーフの設計において、ロールス・ロイスの開発陣が課したのは、「世界で最も静かなコンバーチブル」を生み出すことだそうで、そのブランド名に恥じないモデルに仕上がっているのはまず間違いないでしょう。
(塚田勝弘)
■ロールス・ロイスが「DAWN(ドーン)」公開! 「夜明け」を意味するコンバーチブル
https://clicccar.com/2015/09/11/324932/