宝庫とゴミ園!? ミュージアムの裏側にあったものは?【F2PVol.10】

南カリフォルニア砂漠にこつぜんと現れるモータートランンスポート・ミュージアムは主にMACKトラックの収集。
南カリフォルニア砂漠にこつぜんと現れるモータートランンスポート・ミュージアムは主にMACKトラックの収集。

南カリフォルニアの砂漠にこつぜんと現れるのはジャンクヤードではなく、れっきとした“モータートランスポート・ミュージアム”なのです。

MACKトラックの2気筒x2エンジンが分かる
MACKトラックの2気筒x2エンジンが分かる。

かつて隆盛を誇ったアメリカのトラックブランド、MACKの愛好者たちが収集したクルマ、いやポンコツを集めたものです。

パッカード、ナッシュなどの乗用車も並ぶ。
パッカード、ナッシュなどの乗用車も並ぶ。

消滅した乗用車ブランドのパッカード、ナッシュなど数台もありますが、現在につづくブランド代表が1950年代のマツダ3輪トラックです。

どうやってアメリカに来たのかマツダ3輪トラック。
どうやってアメリカに来たのかマツダ3輪トラック。

どういうルートで海外に出たかは不明ですが、ちゃんと英語仕様プレートが貼ってあります。乾燥している気候なので、サビの塊のようですが、形は保っているのです。

ミュージアムとしてレストア能力を持つが、エンシューたちがのんびりやっている。炭鉱夫を運んだバスはピカピカ実走車。
ミュージアムとしてレストア能力を持つが、エンシューたちがのんびりやっている。炭鉱夫を運んだバスはピカピカ実走車。

ミュージアムとして、れっきとしたレストアショップを有し、かつて炭鉱労働者を運んだMACトラックが新品同様の異彩を放っていました。なぜ、ここを訪れたかといえば、クライスラーは2000年PTクルーザー試乗の目的地だったのです。そのPTクルーザーも、そろそろコレクターズアイテムになりつつあります。

(山口 京一)