【東京オートサロン2016】STIの手がけるレヴォーグは市販化への期待高まるプレミアム仕様!

レヴォーグが登場してから、東京オートサロンのSUBARU/STIブースには、毎年コンセプトモデルや参考出品モデルが出展されています。

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昨年はレヴォーグの「S」モデルの登場を予感させるレヴォーグSコンセプトが出展され、FA20エンジンと6速マニュアルの組み合わせに注目が集まりました。

しかし、大胆な開口部をもつフロントバンパーなどは現実的なイメージとはちょっと離れた印象で、コンセプトモデルらしいケーススタディのための出展だったと感じさせました。

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今年のSTIが手がけるレヴォーグは「レヴォーグ STI コンセプト」と名付けられ、グッと現実的な仕様となっています。

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エクステリアではチェリーレッドのピンストライプとWRブルーのボディカラーが目を引きますが、フロント、サイド、リヤサイド、リヤのアンダースカートには艶黒塗装を施し、高級感を高めているほか、フロントアンダースカートにおいては形状も新たなものとなっています。

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ほかにもフロントグリルやフロントバンパーも専用デザインとし、前方向への張り出しがより強調されているため、アグレッシブな印象となっています。

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また、バンパー中央部のメッキ加飾などがプレミアム感をプラスしており、スポーティかつ質感の高いレヴォーグを提案しています。

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サイドに目を移すと、市販仕様ではメッキとなっているウインドウモールはブラックアウトされ、フォレスターtSなどに通じる最近のSTIのトレンドもふんだんに取り入れられています。

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インテリアではボルドーカラーを使用したレザーインテリアとなり、ヘッドレストにはSTIのロゴもはいる仕様となっています。

シート形状自体は市販仕様(GT-S系レザー仕様)と同一ですが、ボルドーカラーのシートベルトやシフトパネルまわりの加飾により、通常の仕様とはまた異なった印象となっています。

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もちろんメーターパネルなども専用品となっており、STIが手掛けるモデルとして妥協のないクオリティとなっています。

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今回のコンセプトモデルは従来の「S」や「tS」シリーズと異なり、市販仕様をベースにレヴォーグの最上級仕様としてのプレミアム感をプラスしたカタログ上級モデルのイメージとしているそうです。

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このため、ベースは現行最上級モデルの「2.0GT-S EyeSight」をベースとしているほか、コンセプトモデルとはいえ、STIの手がけるモデルとしては異例のサンルーフ装着車となっている部分にも注目です。

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昨年2015年モデル(いわゆるB型)の2.0GT-S EyeSight サンルーフ、ASP、STIパーツてんこ盛り仕様を購入した筆者としては、市販化されたらものすごく悔しい思いをしそうなくらい魅力的なモデルです。

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悔しい反面、全国のスバルファンや未来のレヴォーグオーナーのためにはぜひとも市販化してほしいと感じるモデルといえそうです。

(井元 貴幸)