コンパクトカーからミニバンまでラインナップするVWは今回初めてオートサロンに出展しました。金網をモチーフとしたワイルドなブースにはVWのスポーツモデルのアイコンであるGTIと極限まで走行性能を高めた究極のRシリーズ、そしてスポーツ+ゼロエミッションも兼ね備えたPHEVのGTEの3シリーズ合計5台を展示しています。
ゴルフGTIとポロGTIはカーボン調ボンネットフィルムをはじめアルミホイールなど純正部品を装着し、さらにスパルタンな印象を強めています。ゴルフGTEやゴルフR、ゴルフRバリアントはノーマルのままで展示されていますが、その佇むクルマから発するオーラによって秘めたポテンシャルがわかります。
ブース内で行われたプレスブリーフィングでは。1976年に初代ゴルフGTIが生産開始されてから今年は40周年にあたるメモリアルイヤーにあたり、フランクフルトモーターショーでワールドプレミアされた40周年記念モデルゴルフGTIクラブスポーツが限定販売されることが発表されました。
7代目ゴルフをベースとしていますが、エンジンは最高出力265psまで大幅にパワーアップ。さらに一時的にブーストアップさせ10秒間295psまで高める機能が装備されています。ボディはレース仕様車に匹敵するダウンフォースを発生させるアグレッシブな専用デザインのフロント&リアバンパー、サイドシルそしてリアスポイラーを装着します。そしてGTIロゴ入りのスポーツシートやアルカンターラ巻き専用ステアリングホイールなどスポーツ走行をサポートするエモーショナルなパーツを装備しています。0-100km/h加速は5.9秒でポルシェケイマンの5.7秒に5ドアハッチバックで迫るポテンシャルをもっています。
発売時期や価格はまだ未定ということですが、2016年VWはスポーティさを強調した新しいブランド戦略を行おうとしているようです。
(萩原文博)