トヨタが主力ミニバン3車種に自動ブレーキを標準搭載。普及率も年々向上

「Toyota Safety Sense C」ではレーザーレーダーと単眼カメラを併用した検知センサーより、事故の回避や衝突被害の軽減を支援します。

TOYOTA_VOXY(出展 トヨタ自動車)

レーザーレーダーは昼夜の影響を受けにくく、近距離の障害物検知に威力を発揮。

単眼カメラはより遠方まで障害物検知が可能で、クルマだけでなく白線や対向車のランプなども認識できるなど、特性の異なる2種類のセンサーにより、システムの信頼性を高めています。

TOYOTA_VOXY(出展 トヨタ自動車)

また自動ブレーキ(衝突回避支援型プリクラッシュセーフティ)のほかにも、車線逸脱を警告する「レーンディパーチャーアラート」、ヘッドライトのハイ/ロービームを自動で切替える「オートマチックハイビーム」がセットになっています。

今回のミニバン3兄弟への搭載で、トヨタブランドにおける自動ブレーキ装備車は12車種となり、残る車種にも順次設定する方針で、2017年末までにほぼすべてのモデルに装備される予定。

TOYOTA_NOAHTOYOTA_VOXY

国土交通省の調べでは自動ブレーキ搭載車は近年3倍近くまで増えているそうで、トヨタの「カローラ」シリーズでも6~7割の購入者が自動ブレーキ付きのモデルを選んでいるといいます。

トヨタが自動ブレーキ機能の標準搭載を本格化させたことで、今後さらに新車市場における普及が進みそうです。

Avanti Yasunori

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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