「Toyota Safety Sense C」ではレーザーレーダーと単眼カメラを併用した検知センサーより、事故の回避や衝突被害の軽減を支援します。
レーザーレーダーは昼夜の影響を受けにくく、近距離の障害物検知に威力を発揮。
単眼カメラはより遠方まで障害物検知が可能で、クルマだけでなく白線や対向車のランプなども認識できるなど、特性の異なる2種類のセンサーにより、システムの信頼性を高めています。
また自動ブレーキ(衝突回避支援型プリクラッシュセーフティ)のほかにも、車線逸脱を警告する「レーンディパーチャーアラート」、ヘッドライトのハイ/ロービームを自動で切替える「オートマチックハイビーム」がセットになっています。
今回のミニバン3兄弟への搭載で、トヨタブランドにおける自動ブレーキ装備車は12車種となり、残る車種にも順次設定する方針で、2017年末までにほぼすべてのモデルに装備される予定。
国土交通省の調べでは自動ブレーキ搭載車は近年3倍近くまで増えているそうで、トヨタの「カローラ」シリーズでも6~7割の購入者が自動ブレーキ付きのモデルを選んでいるといいます。
トヨタが自動ブレーキ機能の標準搭載を本格化させたことで、今後さらに新車市場における普及が進みそうです。