【CES2016】自動運転が生み出す『自由な時間』の楽しみ方をボルボとエリクソンが提案

アメリカ、ラスベガスで開催されているCES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)2016で、ボルボとエリクソンというスウェディッシュ・ブランドによる自動運転時代の新しい提案が示すコンセプトカー『Concept 26』が公開されています。

Concept 26

自律走行中の車内、運転から解放された乗員は、それでも自動運転のバックアップとして、また自動運転エリア外をカバーするために、眠ってしまうわけにはいきません。そこで、読書や音楽鑑賞など思い思いに過ごすことになりましょう。

今回の提案は、そうした時間にネット配信の映像を楽しむためのトータルソリューションについて通信に関するプロフェッショナルであるエリクソンと進めているプロジェクトを示しています。

ハイウェイを自律走行する車内において、動画配信サービスを楽しむに十分な環境を提供すること。それは、ユーザーの感じる快適さを向上させるだけでなく、バックアップとしてのドライバーを眠らせないという点において、広義の安全性にもつながる技術として期待できそうです。

Concept 26

(山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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