アメリカ、ラスベガスで開催されているCES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)2016で、ボルボとエリクソンというスウェディッシュ・ブランドによる自動運転時代の新しい提案が示すコンセプトカー『Concept 26』が公開されています。
自律走行中の車内、運転から解放された乗員は、それでも自動運転のバックアップとして、また自動運転エリア外をカバーするために、眠ってしまうわけにはいきません。そこで、読書や音楽鑑賞など思い思いに過ごすことになりましょう。
今回の提案は、そうした時間にネット配信の映像を楽しむためのトータルソリューションについて通信に関するプロフェッショナルであるエリクソンと進めているプロジェクトを示しています。
ハイウェイを自律走行する車内において、動画配信サービスを楽しむに十分な環境を提供すること。それは、ユーザーの感じる快適さを向上させるだけでなく、バックアップとしてのドライバーを眠らせないという点において、広義の安全性にもつながる技術として期待できそうです。
(山本晋也)