新型BMW7シリーズの先進装備は時代の最先端を走る【室内編】

室内では、「ジェスチャーコントロール」が最大の注目点で、こちらは量産車世界初。

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市販カーナビでは、手や指の動きで任意の操作ができるものがありますが、純正では初となり、前席の頭上に埋め込まれた3Dカメラがドライバーの手の動きを認識し、ジェスチャーにより音量調整や電話の着信(着信拒否を含む)、自車の周囲を映し出すカメラ映像のコントロールなども指先でできます。

実際に操作しましたが、こうした新しい試みでは常に課題となる人間側の慣れを要するのは間違いありません。

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正直、iDriveコントローラーで直接操作した方が「手っ取り早い」のでは? と思えましたが、先述した音量調整や電話の操作などは慣れてしまえばかなり使えそう。

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ムード作りでは、ホワイト、ブルー、オレンジ、ブンズ、ライラック、グリーンの6色から選択できる「アンビエント・ライト」をはじめ、「ウェルカム・ライト・カーペット」は、ドアを開けると車内にエスコートするように車外の足元を照らす機能で、両方ともに全車に標準装備されます。

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ロングホイールベース仕様には、後席のセンターアームレストに取り外し可能な7インチタブレットの「BMWタッチ・コマンド」が標準装備され、後席のシート位置やマッサージ機能、エアコン、カーナビやオーディオ&ヴィジュアル(AV)などの各種設定が可能。

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さらに、運転席と助手席のシートバックに10.0インチのカラーディスプレイが配置され、「BMWタッチ・コマンド」でエンターテイメント(Blu-rayプレイヤー、HDMIインターフェイスを搭載)やナビの操作も可能となっています。

マッサージ機能は、フロントシートに標準で、前席は背もたれと座面に組み込まれたマッサージユニットにより8つのプログラムが楽しめます。

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後席用はオプションで、「バイタリティー・プログラム」と呼ばれるワークアウト・プログラムも含まれていて、目の前の10インチディスプレイに表示されるアニメーションに合わせて身体を動かすことができるという、ロングドライブの疲れを癒やすことまでできます。

(文/塚田勝弘 写真/小林和久)

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この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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