TOYOTA 86 GRMNが追求する優れた走行性能を最大限に引き出すことを狙って、ドライやウェット路面における操縦安定性やグリップ力を高いレベルで追求したスポーツタイヤという位置づけ。
前後異径タイヤというのもTOYOTA 86 GRMNの特徴のひとつで、フロントが215/40R17 83W、235/40R17 90Wというサイズになっています。
太い2本の主溝がセンター部の排水性を担い、主溝とラグ溝を分けることでセンター部の剛性を向上し、クイックな初期応答性を得ているのが特徴。
また、周方向に対して角度の異なるラグ溝が交互に配置されているのも印象的ですが、コーナリング中の多様な方向からの入力に対する剛性を確保する役割を担っているもので、安定したグリップを獲得。
ほかにも、溝のないショルダーブロックを採用することで高いブロック剛性を実現し、コーナリング時の限界性能向上に寄与しています。
従来の「RE-11A」よりもコーナリングスピードを高めたというPOTENZA RE-71Rは、やはりサーキットやワインディングでその真価を発揮してくれそうです。
(文/塚田勝弘 写真/佐藤靖彦、ブリヂストン)
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