F1が観光道路の箱根ターンパイクを走る! 衝撃のヒルクライムの全貌

『モーターヘッド』編集長の高田興平サンは、今回の第2回モータヘッド・ヒルクライムを終えて

「1回目は勢いでやったんですが、2回目は『1回目を超えないとカッコつかねえぞ』というプレッシャーがありました。そこでF1を走らせるといったアイディアが出てきたわけですが、そうやって1回目にはなかったものをどうやって実現するかが大変でしたね。また、当日の天気予報は雨だったし、F1はレインタイヤが手には入らなくてスリックしかないし、前日は死にたいくらいの気分でしたが、雨が上がって奇跡が起きてくれました。危険は多いし、まだまだ手探りでやっている試みなので、落ち度も多いと思いますけど、集まってくれたチームにもドライバーさんにも『いやー、面白いな』と言ってもらえたのが嬉しいです。『二度とやらねえぞ』っていうひとはいなかった。自分たちもですが、そうやってリスクに挑んでくれるひとたちの協力がありがたいですね」

とコメントしてくれました。

いまね、日本だけじゃないんですが、世界的に“事なかれ主義”が蔓延していて、みんな“いい子ちゃん”になりすぎている気がするんですね。特に日本はその傾向が顕著です。まぁ、歴史的にもね、そういう時代はあるんですよ。でもね、いずれ反動が来る。

このモーターヘッド・ヒルクライムは速度無制限。対向車線まで思いっきり使ってラインをとりながらアタックします。昨年、アイディアを出して実行に移したら、賛同者も集まってくれて、箱根ターンパイクからも国土交通省からも警察からもOKが出たわけです。時代に流されるメディアが大半のなかで、時代を創ることができるメディアも、まだ残ってるんですね。

この記事の著者

まめ蔵 近影

まめ蔵

東京都下の農村(現在は住宅地に変わった)で生まれ育ったフリーライター。昭和40年代中盤生まれで『機動戦士ガンダム』、『キャプテン翼』ブームのまっただ中にいた世代にあたる。趣味はランニング、水泳、サッカー観戦、バイク。
好きな酒はビール(夏場)、日本酒(秋~春)、ワイン(洋食時)など。苦手な食べ物はほとんどなく、ゲテモノ以外はなんでもいける。所有する乗り物は普通乗用車、大型自動二輪車、原付二種バイク、シティサイクル、一輪車。得意ジャンルは、D1(ドリフト)、チューニングパーツ、極端な機械、サッカー、海外の動画、北多摩の文化など。
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