ハイブリッド車の改良が待ち遠しくなるほど走りの質感が向上したXVのガソリン車

ハンドリングもステアリングギアボックスのギア比が変更されたことで、キビキビとなりました。コーナリング時にステアリングを切り始めると、フロントは間髪入れず動き始めるため非常にシャープな印象を受けます。自分のハンドル操作に合わせて、リニアにクルマが動くので運転が上手くなったようにも感じます。

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そして何より感じるのが静粛性の高さです。窓ガラスの厚みを増したり、吸音材の追加などが行われていますが、ハイブリッド車と同等の静粛性をXVのガソリン車も手に入れています。前期型ではややエンジン音の車内の進入が目立ちましたが、この点は見事に改善されており車内の会話や音楽の明瞭度はグッと向上し、質感の向上に繋がっています。

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XVハイブリッドオーナーが大幅改良されたXVガソリン車に乗ると、ハイブリッド車との実力差が大きく縮まったと実感できるはずです。しかし現在エクステリアやインテリアを除けばアップデートはガソリン車が中心。次に行われるハイブリッド車のアップデートの期待が大きくなったとも言えるでしょう。

車両本体価格はガソリン車が228万9600円〜259万2000円、ハイブリッド車は257万400円〜286万2000円です。

(萩原文博)

この記事の著者

萩原 文博 近影

萩原 文博

車好きの家庭教師の影響で、中学生の時に車好きが開花。その後高校生になるとOPTIONと中古車情報誌を買い、免許証もないのに悪友と一緒にチューニングを妄想する日々を過ごしました。高校3年の受験直前に東京オートサロンを初体験。
そして大学在学中に読みふけった中古車情報誌の編集部にアルバイトとして働き業界デビュー。その後、10年会社員を務めて、2006年からフリーランスとなりました。元々編集者なので、車の魅力だけでなく、車に関する情報を伝えられるように日々活動しています!
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