また日本マイクロソフト賞とNTTドコモ・ベンチャーズ賞とダブル受賞したのは「レッドインパルス」。
クルマは利用するものの電子デバイスを身につける習慣がない高齢者が、運転するだけで生体情報を得ることができるシステムを提案しました。
オプトホールディング・データサイエンスラボ賞は車体のOBD2(車両自己診断信号)を利用して運転の上手さを競うゲームを提案した「チームSFC」。
参加チームでは珍しい、日常運転している2人だからこそ提案できた企画でした。
またIBM賞を受賞したのは「SUNGAL」。
ボディに有機ELディスプレイを装着し、お気に入りのデザインに着せ替えができるだけではなく、愛車を見た歩行者から評価できるシステムを提案しています。
以上が賞を獲得したチームですが、受賞しなかったチームと賞を獲得したチームとの差はけして大きくありませんでした。
プレゼン方法、また見せ方など、わずかな差が明暗を分けた場合もあったようです。
クルマを移動の手段と捉えるか、趣味の道具と見るか、運転を苦痛なものと思っているか、楽しいものと思っているか、などなど、若い人の感じ方に触れるだけでも、有意義なHackイベントでした。
(テヅカ・ツヨシ)