そして僅差で優秀賞を受賞したのが、本来は最短距離を示すナビゲーションシステムの真逆となる「回り道コース」を提案するナビシステム『まわる〜と』を提案した「Shichimis」。
AIやフィードバック機能などを用いて個人の嗜好に合わせた回り道ルートを提案してくれるシステムは審査員からまんべんなく高評価を得ましたが、なによりプレゼンの冒頭で「ナビゲーションは最短距離の提供でいいのか?」との問いかけが、ITやエンタテイメントの世界では第一線で活躍している審査員に強い印象を与えたようです。
「Shichimis」は、バンダイナムコエンターテインメント賞も合わせて受賞しています。
その他、受賞したチームを紹介するとドローンを使い、日本の絶景を背景にドライブ中の撮影サービスを行う提案をした「ザッツ」がトヨタ賞を獲得。
ドライブレコーダーを防犯/テロ対策の監視カメラとして活用する「クラウドドラレコ」を提案した「Tevasaki」が日産賞を受賞。
そして最年少の高校生チーム「DYOI」が、すでに実用化されている車内ノイズを低減させる機能を応用し、特定のメンバー以外には話し声を聞こえなくする提案で、MotorFan’s YEAR賞を獲得しました。高校生らしく、例えば運転している親に友人との話を聞かれないようにするようなどから発想したそうです。