シビックタイプRのインパネ中央に置かれた「マルチインフォメーション・ディスプレイ」には、平均燃費、瞬間燃費、平均車速、経過時間、外気温、推定航続可能距離、時計、トリップメーター、オドメーターといった基本表示に加えて、『TYPE Rコンテンツ』として、Gメーター/ブレーキ圧計/アクセル開度計、ブースト圧計/水温計/油圧計/油温計、ラップタイム計測、0‐100km/hタイム計測、0‐400mタイム計測といった表示機能を持っています。
その機能を利用して、加速時にブースト圧計が表示する数値を確認した範囲でいえば、シビックタイプRの最大ブーストは120kPa(瞬間的にオーバーシュートで130kPa)となっていました。
2.0リッターターボでは市販状態でも150kPa程度まで達しているクルマがあることを考えると、シビックタイプRのブースト圧は、タイプRというイメージよりも控えめ。たしかに開発エンジニアが言うように、伸び代を残したエンジンといえそうです。
(写真・文 山本晋也)