シビックタイプRに公道試乗、最大ブーストは意外にも控えめ

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シビックタイプRのインパネ中央に置かれた「マルチインフォメーション・ディスプレイ」には、平均燃費、瞬間燃費、平均車速、経過時間、外気温、推定航続可能距離、時計、トリップメーター、オドメーターといった基本表示に加えて、『TYPE Rコンテンツ』として、Gメーター/ブレーキ圧計/アクセル開度計、ブースト圧計/水温計/油圧計/油温計、ラップタイム計測、0‐100km/hタイム計測、0‐400mタイム計測といった表示機能を持っています。

その機能を利用して、加速時にブースト圧計が表示する数値を確認した範囲でいえば、シビックタイプRの最大ブーストは120kPa(瞬間的にオーバーシュートで130kPa)となっていました。

2.0リッターターボでは市販状態でも150kPa程度まで達しているクルマがあることを考えると、シビックタイプRのブースト圧は、タイプRというイメージよりも控えめ。たしかに開発エンジニアが言うように、伸び代を残したエンジンといえそうです。

(写真・文 山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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