9月のフランクフルトモーターショーで披露された、ポルシェの「ミッションE」コンセプトカーの発売が「2020年末までに」と正式にアナウンスされました。
「ミッションE」と呼ばれる同コンセプトカーは、まさにエモーショナルといえるフォルムが印象的ですが、凄いのは中身(性能)です。
独立式の4シーターを備えた4ドアボディは、600ps(440kW)超という最高出力を誇り、0-100km/h加速を3.5秒以下でこなしつつ、500km以上の航続可能距離を達成。
急速充電の2倍に相当する800Vのチャージャーユニット(同モデル専用開発)を介して、車両フロア部に搭載されたリチウムイオンバッテリーにわずか15分で最大航続距離の80%の充電が可能になっています。
クリーンディーゼルの問題により、急速に電化戦略を推進しているフォルクスワーゲン・グループですが、こうした電化はまさに「一日にして成らず」ですから、同グループの技術力の高さを感じさせます。
(塚田勝弘)