高級SUVとしてどう評価するか ─ ランドクルーザー・プラド画像ギャラリー

さて、試乗車のクリーンディーゼルエンジン「TZ-G」の価格は513万3927円ですが、有償色のホワイトパールクリスタルシャイン(3万2400円)、マルチテレインセレクト+クルーズコントロール+電動リヤデフロック(11万8800円)、プリクラッシュセーフティ+レーダークルーズコントロール(15万1200円)、チルト&電動スライドムーンルーフ(10万8000円)、クールボックス(5万9400円)、T-Connect SDナビ+マルチテレインモニター+NAVI・AV&リヤ電子制御エアサスペンション(58万4280円!)といった「全部のせ」? のオプション満載状態。

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総額113万4000円ものオプションが加算され、626万7927円というオプション込み価格は立派な高級SUVといえるものです。

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デビューから6年も経っていますから、クロカン系でマッド&スノーというタイヤ(ミシュラン・ラティチュード)も考えると、乗り心地の洗練度や静粛性は妥当なところ。最新モデルの基準からはやや劣る面もありますが、それでも上質といえる快適性は確保されています。

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また、内装の仕立ても少し古い感じもしますが、デビューを考えれば納得できるはずで、トヨタらしい隙のない仕上がりになっていますし、手動、電動を問わずサードシートの格納のしやすさなど、荷室の使い勝手もよく考えられていますし、ガラスハッチなど狭い場所での積載性なども考慮されています。

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カラーや素材、デザインなどは好みが分かれるところですが、個人的にはデビューから年数が経っている古参モデルとはいえ、価格(とくにフルオプション状態だと)に見合うかは正直厳しいかなと感じました。

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(文/塚田勝弘 写真/小林和久)

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この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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