幻のスーパーカー「ヤマハ・OX99-11」を間近に見る貴重なチャンス

YAMAHAOX99-11_Engine_R

車名にもある「OX99」は、F1にエンジンサプライヤーとして参戦していたヤマハ発動機の生み出したF1用3.5リッターV型12気筒エンジンの名前そのものです。

1989年~1997年までF1に参戦したヤマハ発動機が1991~1992年に投入したV12エンジが「OX99」でした。

ちなみに、ヤマハがエンジンを供給したチームは、「ブラバム」、「ジョーダン」、「ティレル」、「アロウズ」など懐かしい名門が並びます。ブラバム・ヤマハでは片山右京さんがテストドライバーを務め、ティレル時代にはレギュラードライバーを務めたことでも知られています。

なお、「OX99」のバンク角は70度、総排気量は3498ccで、ヤマハらしい5バルブヘッド、全部で60個のバルブが動いているエンジンだったのです。

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山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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