日本市場向けは2人乗りの「smart fortwo」は限定車として発売され、4人乗りの「smart forfour」がカタログモデルになりますが、4人乗りは来年1月頃の発売予定。
リヤの荷室下にエンジンを積むRR(リヤエンジン・リヤドライブ)、「トリディオンセーフティセル」と呼ぶ骨格構造も先代と同じです。
試乗したのは、2人乗りの「smart fortwo」で、大人2人が座ってもそれほど圧迫感を抱かずにすむのは先代同様の美点。
また、「トリディオンセーフティセル」を採用によりフロアが高く(上げ底のような感じ)、座面位置が低めなど、スマートならではの着座感覚も同じですが、シートリフターやステアリングのチルト機構を使うことで身長171cmの私なら頭上をあまり気にすることなくドラポジが得られます。
4人乗りの「smart forfour」では、後席が気になるところですが、大人でも十分に実用になるとはいえ、ポロなどのBセグメントや最近広くなっている軽自動車のような広大な広さは期待できません。
それでも後席に子ども2人を乗せてファミリーで使うというニーズには応えてくれそうです。
(文/塚田勝弘 写真/小林和久)