そんなものがもう実現してしまったのか! それって未来じゃん!
なにかっていうと、このJINS MEME(ジンズ・ミーム)。
いわゆる最近流行りのウェアラブルデバイスです。基本的には眼鏡なんですが、まず左右のパッド(鼻当て)の部分と、ブリッジの部分に電極がついていて、眼電位を測ることで、なんと視線の移動を検知することができるというのです。さらに、フレーム内には6軸のジャイロセンサーがついていて、顔の動きもわかるようになっています。
それによっていろいろなことができるのですが、クルマに関係したことでいえば、それらの情報からドライバーの疲れや眠気を検知し、スマートフォンに警告を出してくれます。
まぁ、ひとりで運転しているときは、自分で休憩をとればいいかもしれませんが、仕事で上司と一緒に運転しているとき、あるいは先輩と乗っていて自分が運転しているときなんか、なかなか「疲れたので休憩します」といいにくい場面もありますよね。
そういうとき、こういうデバイスで、客観的に疲れや眠気を警告してくれれば休憩もとりやすい。
このJINS MEME、じつは東京モーターショーのデンソーのブースに展示されていたんですが、デンソーではこれを使って、スマートフォンではなく車載器に警告を出すことを考えているそうです。
でもね、このJINS MEME、べつにドライブ中の警告のためだけに作られたデバイスじゃないんですよ。
たとえば、これを装着してランニングすることで、頭の動きから、ランニングフォームを可視化してくれる機能などもあります。それによってフォームを修正しやすくなるわけです。また、座っているときの姿勢や、動いているときの安定性などもチェックしてくれる機能があるようです。
といっても、このJINS MEMEは各種アプリと連動して使うことを想定した汎用のウェアラブルデバイス。今後、アプリ開発者のアイディアしだいで、さまざまな用途に使えるようになっていくと思います。
価格は3万9000円(税別)。発売は11月5日。眼鏡を買い替える際には、検討してみてはいかが?
(まめ蔵)