いわゆる「コブ」が連続するような専用オフロードコースを走る場合は、制約もありそうですが、最低地上高165mm、アプローチアングル14.5°、ディパーチャーアングル17.3°、ランプブレークオーバーアングル9.4°という数値ならオフロードを含めて日本の「整備された公道」なら大半の道で問題なく走行できそう。
フルタイム4WDはもちろん、専用のドライビングプロファイルに「オフロード(ラフロード)」モードも追加されています。
機能としては、制動距離を短縮するため、ホイールロックの間隔を制御するABSの調整、下り勾配で車速を一定に保つ自動制御の「ヒルディセントコントロール」、アクセルワークの緻密なコントロールが可能な特性変更などが含まれていて、雨天時や雪上、林道などでも安心して走行できるとのこと。
雪国だけでなく、ウインタースポーツを楽しむ人にとっても頼もしいオフロード性能が確保されています。
今回の試乗では高速道路や山岳路などオンロードのみでしたが、高速巡航性能はさすがフォルクスワーゲンという完成度でしたし、ACCも標準装備で「Upgrade Package」ならレーンキープアシストも用意されます。
休日にスキーやスノーボードなどの荷物を満載してロングドライブを楽しむ際など、満額回答してくれそうな相棒になるでしょう。
(文/塚田勝弘 写真/小林和久)
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