かつては国産ミニバンにおいても、ラージクラスではFRレイアウトを採用しているモデルもありましたが、いまや商用車ベースの多人数乗車仕様を除いてFFレイアウトに移行しています。
しかし、メルセデス・ベンツVクラスは、ミニバンとしては貴重なエンジン縦置きのFRシャシーです。
そのメリットはフロントタイヤの切れ角など小回り性が期待できることです。また、後輪駆動はフル積載状態になるほどトラクションの差としてアドバンテージが出てくるといいます。
NOx(窒素酸化物)の後処理に尿素を用いるSCRを搭載しているBlueTECエンジン。その最高出力は120kW(163PS)で、最大トルクは380Nm。燃料消費率は15.3km/L(JC08モード)と発表されています。