外観はひと目でジャガーとわかる要素を踏襲しつつ、ジャガー初のアダプティブ・フルLEDヘッドライトを採用。
フロントのオーバーハングを短くしてダイナミックでクーペを彷彿とさせるデザインを強調し、フロントバンパーに開口部を設けることで、空力効率も向上させています。
インテリアで目を惹くのは、直感的なタッチ操作やホーム画面を自由にカスタマイズできる新開発の10.2インチ静電式タッチスクリーンのインフォテインメント・システム「InControl Touch Pro」の採用でしょう。
アウディTTの採用が日本では先になりましたが、デジタルメーターとしてだけでなく、ドライバー専用の「フルスクリーン・ナビゲーション」としても表示される12.3インチTFTインストルメント・クラスターも目を惹きます。
驚かされるのはボディカラーでなんと合計で17色も用意。ポラリスホワイト、エボニーブラック、アンモナイト、オーロラレッド、ブリティッシュレーシンググリーン、ダークサファイヤブルー、グラシアホワイト、イタリアンレーシングレッド、オデッセイレッド、コーツァイト、ロジウムシルバー、アルティメットブラック、ブラックベリー、ストームグレイ、テンペストグレイ、セレスティアルブラック、インゴット。
高級サルーンらしく上質な色合いが多いですが、ジャガーはオーダーメイド感覚で自分の一台に仕上げられるのが特徴ですからXFはまさにジャガーならではのカラー展開といえそうです。
メルセデス・ベンツのEクラス、BMW5シリーズ、アウディA6など、手強いライバルがひしめくEセグメントの中でどれだけ競争力を発揮できるか注目ですが、ジャガーXEなど最新モデルの仕上がりからするとかなり期待できます。
(塚田勝弘)
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