ブリヂストンが水素ステーションなどでFCV(燃料電池車)に水素を充填する際に使用する高耐圧性の水素充填用ホースの販売を開始すると発表しました。
トヨタ「MIRAI」などFCVの発売に伴い、水素供給ステーションの整備が進む中、補給用の高圧水素に耐えられる高耐圧性ホースが必要とされています。
現在、国内の水素ステーションにおける水素充填時の最高圧力は最大70MPa(メガパスカル)と定められています。
充填圧力を高めることで水素の充填量を増やすことが可能になり、航続距離延長や充填時間の短縮が期待できるため、この最高圧力を82MPaまで上げることが求められている状況。
ブリヂストンではそうしたニーズに応えるため、82MPaの耐圧性能を有するホースの開発に取り組んで来たと言います。
<製品の特徴>
①ホース内部の補強層に耐水素脆化性を追求した
高抗張力鋼線ワイヤーを 採用、さらに6層にする
ことで高耐圧性を実現②耐水素ガス透過性に優れる材料を内層に採用することで
水素ガスの透過を抑制③充填時のホースの操作性を考慮した柔軟性の確保
同社は今後も持ち前の技術力を活かして顧客の要望に応える商品を提案、モビリティー社会に貢献する意向を示しています。
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