新たに加わったFFの1.8TFSIは、従来の2.0TFSIに代わるエントリーモデルで、パワーは10psアップの190psを達成(最大トルクの320Nmは変わらず)。
CVTからアウディ自慢の7速Sトロニックに変わることで、ドライバビリティの向上と燃費も14.8km/Lから15.4km/Lに改善。
外観では、アウディの特徴であるシングルフレームグリルをはじめ、ヘッドライトやテールランプ、バンパーなどを変更し、より洗練された雰囲気をまとっています。
そのほか、アウディサイドアシストやアウディアクティブレーンアシストの設定に加えて、アダプティブクルーズコントロールにストップ&ゴーを追加するなど、安全性、快適性を高めています。
そのほか、MMIナビの全車標準化やアウディコネクトへの対応、標準で8ウェイのパワーシートが備わるなど高級サルーンにふさわしい内容となったアウディA6。フルモデルチェンジを果たしたジャガーXFなど、競争が激化するこのクラスで着実な手を打ってきたといえるでしょう。
価格は写真のA6 2.0TFSIクワトロが680万円。新設定されたA6 1.8TFISが628万円。全10モデルを揃えるA6/A6アバントの価格帯は、そのA6 1.8TFISの628万円からRS6アバントの1729万円となっています。
(文/塚田勝弘 写真/小林和久)