欧州プレミアムDセグメントは、メルセデス・ベンツ、BMW、アウディのドイツプレミアム御三家が覇権を握るべく、ライバルを横目で見ながら厳しい戦いを繰り広げている、こんな図式が何年も続いています。
フロントノーズにエンジンを縦置きし、後輪を駆動するのがDセグメント以上の成功の一条件。フロントにエンジンを縦置きしながら、FFもしくは4WDのクワトロをラインナップするアウディは例外といえる存在で、レクサスISもインフィニティ・スカイラインもキャデラックATSも同じ方式を採用しています。
また、圧倒的といえるほど精緻な作りと先進の安全装備で邁進するフォルクスワーゲン・パサートは微妙な立ち位置にいますが、駆動方式にこだわらないのであれば非常に合理的な買い物といえそうです。