そのメニューは「S-エネチャージ」のモーターアシスト時間を従来の6秒から最長で30秒まで拡大したのが大きな目玉。グレードではFZ、スティングレーが対象。
モーターがアシストする速度域が従来の「15km/h~85km/h」から、NA車は「発進後~約85km/h」に拡大し、モーターアシストする頻度を向上。さらに、ターボ車は「発進後~約100km/h」まで拡大しています。
NAは街中での実燃費向上にも期待できそうで、ターボは力強い加速も得られているのではないでしょうか? そのターボも28.0km/Lと同クラスのターボでトップレベルを達成しています。
また、R06A型エンジンも改良され、FX(CVT車)、FZ、昇降シート車は、圧縮比の向上やEGRシステム採用に加えて、吸気、排気系を見直し、燃費性能を向上。
低中速域の動力性能も向上させているそうで、2WDは30.6km/Lを達成しているのでグレード選びで迷いそう。
価格は、ワゴンRが114万4800円〜149万3640円。ワゴンRスティングレーが146万5560円〜173万5560円。昇降シート車は142万円。
このクラスは、燃費だけで選ばれるワケではありませんが、カタログ燃費はわかりやすい数値だけに、ワゴンRの競争力強化に直結するのは間違いないでしょう。
(塚田勝弘)