ホンダS660がさらに楽しくなるモデューロのパーツ装着車

サスペンションによって安定感が増し、エアローパーツよって荷重変化が良化

まずはアルミホイールのみを交換した仕様のインプレッションですが、このクルマだけはCVT車でした。想像以上に路面は荒れていて、路面からの入力がダイレクトに伝わるため、ステアリングに振動が伝わるので、アクセルを踏むことに躊躇するシーンがありました。さらにコーナリング中にも段差があるため、トラクション抜けはないもののタイヤの接地感はやや希薄な印象です。

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ホイールを交換しただけでも、十分S660の魅力はアップしているのですが、十分に楽しむというところまではいきませんでした。続いて試乗した6MTのサスペンションを装着した仕様になると、路面との接地感がグンと増しています。荒れた路面からの入力をいなしてくれるうえ、すべてのタイヤの接地感が増すためコーナリングの姿勢が安定し、速度もアップします。

また、ドリルドタイプのディスクローターやスポーツブレーキパッドによって制動性も高くなっているので、ブレーキを踏んでいる時間が短くても、しっかりと減速できてコーナーに進入できます。アルミホイールのみではフルバンプしたような場所でもこちらはボディが路面に押しつけられるので、安心してアクセルを踏むことができ、運転が楽しくなります。

この記事の著者

萩原 文博 近影

萩原 文博

車好きの家庭教師の影響で、中学生の時に車好きが開花。その後高校生になるとOPTIONと中古車情報誌を買い、免許証もないのに悪友と一緒にチューニングを妄想する日々を過ごしました。高校3年の受験直前に東京オートサロンを初体験。
そして大学在学中に読みふけった中古車情報誌の編集部にアルバイトとして働き業界デビュー。その後、10年会社員を務めて、2006年からフリーランスとなりました。元々編集者なので、車の魅力だけでなく、車に関する情報を伝えられるように日々活動しています!
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