サスペンションによって安定感が増し、エアローパーツよって荷重変化が良化
まずはアルミホイールのみを交換した仕様のインプレッションですが、このクルマだけはCVT車でした。想像以上に路面は荒れていて、路面からの入力がダイレクトに伝わるため、ステアリングに振動が伝わるので、アクセルを踏むことに躊躇するシーンがありました。さらにコーナリング中にも段差があるため、トラクション抜けはないもののタイヤの接地感はやや希薄な印象です。
ホイールを交換しただけでも、十分S660の魅力はアップしているのですが、十分に楽しむというところまではいきませんでした。続いて試乗した6MTのサスペンションを装着した仕様になると、路面との接地感がグンと増しています。荒れた路面からの入力をいなしてくれるうえ、すべてのタイヤの接地感が増すためコーナリングの姿勢が安定し、速度もアップします。
また、ドリルドタイプのディスクローターやスポーツブレーキパッドによって制動性も高くなっているので、ブレーキを踏んでいる時間が短くても、しっかりと減速できてコーナーに進入できます。アルミホイールのみではフルバンプしたような場所でもこちらはボディが路面に押しつけられるので、安心してアクセルを踏むことができ、運転が楽しくなります。