フォード・クーガがエンジンをアップサイジングしてパワーアップ!

これにより60ps(!)もの出力向上を実現し、ライバルと遜色のないパワフルな走りを獲得。排気量のダウンサイジングならぬアップサイジングを敢行することになります。

FJP_Kuga_Exterior_04_S,0

逆に「Trend(トレンド)」には、1.6LのEcoBoostの出力(182ps)はそのままに、ダウンサイズされた1.5L EcoBoostエンジンを搭載し、フォード車初となるアイドリングストップの装備により、燃費を約34%改善。これによりJC08モード燃費は9.5km/Lから12.7km/Lまで向上しました。

2.0 liter four-cylinder EcoBoost engine

これらの改良により、グレードごとの特徴をより明確化することで、幅広いユーザーを獲得するのが狙いのようです。

上位機種の「Titanium(タイタニアム)」は、242ps/5500rpm、345Nm/2000-4500rpmというスペックで、先述したように60ps/105Nmの出力向上を実現。燃費も従来よりも約5%向上し、10.0km/L(JC08モード燃費)を達成しています。

ボディカラーは、「Titanium(タイタニアム)」がジンジャーエール、ホワイトプラチナム、パンサーブラックの3色を設定し、デュアルパネルサンルーフを装備。

「Trend(トレンド)」には、フローズンホワイト、ルビーレッド、パンサーブラックの3色を用意。

FJP_Kuga_Interior_01_S

価格は「Titanium」が419万円、「Trend」が359万円。両仕様ともに右ハンドル、6ATのみの設定です。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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