これにより60ps(!)もの出力向上を実現し、ライバルと遜色のないパワフルな走りを獲得。排気量のダウンサイジングならぬアップサイジングを敢行することになります。
逆に「Trend(トレンド)」には、1.6LのEcoBoostの出力(182ps)はそのままに、ダウンサイズされた1.5L EcoBoostエンジンを搭載し、フォード車初となるアイドリングストップの装備により、燃費を約34%改善。これによりJC08モード燃費は9.5km/Lから12.7km/Lまで向上しました。
これらの改良により、グレードごとの特徴をより明確化することで、幅広いユーザーを獲得するのが狙いのようです。
上位機種の「Titanium(タイタニアム)」は、242ps/5500rpm、345Nm/2000-4500rpmというスペックで、先述したように60ps/105Nmの出力向上を実現。燃費も従来よりも約5%向上し、10.0km/L(JC08モード燃費)を達成しています。
ボディカラーは、「Titanium(タイタニアム)」がジンジャーエール、ホワイトプラチナム、パンサーブラックの3色を設定し、デュアルパネルサンルーフを装備。
「Trend(トレンド)」には、フローズンホワイト、ルビーレッド、パンサーブラックの3色を用意。
価格は「Titanium」が419万円、「Trend」が359万円。両仕様ともに右ハンドル、6ATのみの設定です。
(塚田勝弘)