世界市場では、CLAとCクラスが過去最高を記録しているそうですが、日本ではAクラス史上、最大の拡販モデルである現行Aクラス、そしてAから派生したCLAなど、コンパクトなモデルが好調。
もちろん、新型にスイッチしたCクラスも大きく貢献しているはずで、日本でもメルセデス・ベンツは上半期で過去最高の台数を記録。
急減速したフォルクスワーゲンは、ポロのビッグマイナーチェンジもありましたが、主力モデルであるゴルフの新車効果が薄れたり、ゴルフ・トゥーランやティグアン、シャランなどのミニバンやSUVなどの多くが、モデル末期になっていたりするのもあるでしょう。
しかし、下半期はフォルクスワーゲンも上級セダン/ワゴンであるパサートのフルモデルチェンジをはじめ、続々と派生モデルをリリースすると思われますから猛烈な巻き返しで年間首位の座を死守してくるはず。
さて、メルセデス・ベンツ、フォルクスワーゲンに続く3位は前年同期比100.9%と堅調なBMWで2万2674台、4位はアウディで前年同期比98.2%の1万5747台、5位はマーチなどの輸入車を扱う日産(1万1911台/93.0%)、6位はBMW MINI(1万338台/132.6%)、7位はアベンシスが貢献しているトヨタ(7484台/91.6%)、8位はボルボ(6408台/89.1%)、9位はジープ(3486台/104.9%)、10位はポルシェ(3181台/130.7%)と続いています。
(塚田勝弘)