北米トヨタが「ガラス張り」の新本社予想図を公開!

新キャンパスでは7つのオフィス棟に囲まれた中心地に「Central Plaza」を建設。

コミュニケーションの中心となるよう、カフェテリアやジムのほか、従業員同士の交流に使えるスペースなどを配置しているそうです。

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また外壁をガラス張りとして自然光を最大限活用、社屋や駐車場に太陽光パネルを設置するなど、自然を活用した環境に優しい特長を備えており、水を確保・貯蔵するための灌漑設備を整備して水を大切に使うキャンパスを目指すとしています。 

 

ちなみに海外メディアは同社が昨春、本社移転を発表した際の報道において、北米で販売している車両の殆どが北米南部で生産されており、遠く離れた西海岸に本社を置く必然性が薄れた事や、カリフォルニア州の人件費の高さ、米国でも突出した州税の高さなどを移転の理由に挙げていました。 

確かに今回の移転で数多くのメリットが生まれるのも事実のようです。

・企業に優しい環境
・直行便が利用可能な2空港
・各工場とも比較的近い
・質の高い生活環境、教育環境
・周辺地域の住宅価格が手頃
・個人所得が非課税

従業員約4,000人を新本社に集結させるという、トヨタが北米進出後最も大きな組織移動となるそうですが、これも同社が米国で持続的成長を遂げるための必要策として決断に至ったようです。

■Toyota Motor Sales, U.S.A
http://pressroom.toyota.com/

〔関連記事〕

米販売が好調なトヨタが2016年、北米本社移転の背景は?
https://clicccar.com/2014/07/17/262178/

 (Avanti Yasunori) 

この記事の著者

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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