外観では新デザインの「アダプティブLEDヘッドライト」が全モデルに標準装備され、ダイナミックな顔つきになっているのが印象的。
BMW640i、BMW 650iのスタンダード・モデルには、フロントマスクの存在感を主張する新デザインのキドニー・グリルをはじめ、新たにクローム・インサートを施したフロント・ エプロンとリヤ・スカートが採用され、洗練された雰囲気を醸し出しています。
インテリアは、基本レイアウトは変わっていませんが、センターパネルにハイグロス・ブラック仕上げ(従来はマット・ブラック仕上げ)になったのが大きな変更点。
カメラとミリ波レーダーを併用した「衝突回避・被害軽減ブレーキ」、車間距離を維持しながら自動的に速度制御を行う「アクティブ・ クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付)」を含むドライバー支援システムの「ドライビング・アシスト・プラス(M6をのぞく)」や安全な車線変更をサポートする「レーン・チェンジ・ウォーニング」の標準装備がトピックス。
ほかにも、24時間365日オペレーターサービスが受けられたり、スマホでエアコンやキーロック/アンロックなどができたりする「BMWコネクテッド・ドライブ・プレミアム」を新たに標準装備しています。
価格帯はM6クーペを含むクーペモデルが1023万〜1766万円、カブリオレ(M6カブリオレを含む)が1121万〜1833万円、グラン クーペが1057万〜1802万円。
ついに全モデル1000万円オーバーとなりましたが、安全・快適装備が「全部のせ」状態ですし、BMWブランドのクーペを牽引するトップモデルですから当然といえる設定でしょう。
(塚田勝弘)