記者会見場には、クロスカントリーラリー用の大径タイヤを履くアウトランダーPHEVが飾られましたが、大会名にもあるよう500kmのクロスカントリーを走り切るために、市販モデルをベースに様々な改造が施されています。
ストロークを増やし、トレッドを広げたサスペンションや、ロールケージを組み込み安全性と剛性をアップしたボディ。プラグインハイブリッドシステムについては、駆動用バッテリーの大容量&高出力化、もちろんモーターも制御系を見直すことで高出力に対応しているといいます。
ドライバー兼チーム監督の増岡浩選手は、『電動コンポーネンツのハイパワー化や4WD制御技術の先行開発の場としてEV開発エンジニアと共に参戦することでプラグインハイブリッドEVシステムの将来を切り開きたい』と、市販車へのフィードバックを十分に考慮した参戦であることもアピールしていました。
(写真:小林和久 文:山本晋也)