■ゴーカートのような超低い着座位置が魅力
実際にS660の運転席に座るだけでも、まるでゴーカートのように低い着座位置に本物のスポーツカーとしての価値を感じます。ステアリングやシフト、ペダルが手足の位置に自然に配置されており、すぐ体に馴染むから不思議。メーターは、中央のデジタル速度計に円周上のタコメーターの組合せ。またコンソールをスリムにして、居住空間を確保しています。ただトランクが用意されていないので、荷物は助手席シートの後方に置くなど工夫が必要です。
屋根は、布製のロールトップ方式を採用。両サイドからクルクル巻いて、ボンネット内のユーティリィボックスに収納します。脱着にひと手間かかる分、オープンにする時のテンションは、大いに昂ることでしょう。またリアには小さい開閉式ウィンドウがあり、開けるとエアの流れとともにエンジンサウンドがキャビンに響く演出も素敵。新型S660は機能とリンクした感覚が、本物感を更に駆り立ててくれます。