「技術の進化は愛」トヨタの父娘ストーリーはジーンとくるだけじゃなかった

歳をとると涙もろくなるような気がしますが、なんでもかんでもすぐにジーンと来ているようだと、安っぽい人間のようでなんか悔しい。そうカンタンに「感動しました」とかいいませんよ、僕は。

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それにね、私はそこそこ映画通なので「泣ける=高評価」というわけでもないことはわかっています。それでも小さい娘がいる私に、これはキツい。娘の誕生からはじまる父と娘のかかわりを、自動車を軸にクロニクルとして展開するショートムービーです。「ああ、自分にもこんな時が来るのかな」と思うとジーンときちゃいます。

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しかし、トヨタの最近のこの手のショートムービーは質が高いものが多い。この動画は、父親からの視点でストーリーがつづいたあとに、同じ場面を娘からの視点で描いているところがユニークなんですが、その手法がテーマとぴったりで、じつに上手い。

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でもね、途中で思ったんですよ。「オッ○イと同じ柔らかさ」で有名になった【TOYOTA NEXT ONE】WEBムービー「THE WORLD IS ONE(日本)」篇』の動画なんかは、“クルマの楽しさ”、“クルマがある生活の魅力”を伝える内容だったのに対して、この動画はそうでもない。じゃあなんなの? と、なんか、ただジーンとさせられるだけじゃ納得がいかないわけですよ。「これじゃ、ただクルマをダシにしただけの、いかにもな“感動してくださいムービー”じゃん」と。

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ところが、ちゃんとつながってたんですね。この父娘のストーリー、最後はどう締めくくられるのでしょうか? 動画は次のページでどうぞ。

この記事の著者

まめ蔵 近影

まめ蔵

東京都下の農村(現在は住宅地に変わった)で生まれ育ったフリーライター。昭和40年代中盤生まれで『機動戦士ガンダム』、『キャプテン翼』ブームのまっただ中にいた世代にあたる。趣味はランニング、水泳、サッカー観戦、バイク。
好きな酒はビール(夏場)、日本酒(秋~春)、ワイン(洋食時)など。苦手な食べ物はほとんどなく、ゲテモノ以外はなんでもいける。所有する乗り物は普通乗用車、大型自動二輪車、原付二種バイク、シティサイクル、一輪車。得意ジャンルは、D1(ドリフト)、チューニングパーツ、極端な機械、サッカー、海外の動画、北多摩の文化など。
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