スバル/STIのニュルブルクリンクチャレンジの密着レポート、【第1章】、【第2章】からのつづきです。
スバル/STIがクラス優勝した2015年ニュルブルクリンク24時間レース。これまで2回にわたってその勝因を分析してきました。
最終回の今回は、そんなマシンとドライバーを支える人たちの重要な役割についてお伝えしたいとおもいます。
⑤スポンサー&サプライヤーのサポート
スバル/STIのニュルブルクリンクチャレンジには多くの企業がサポートしています。
前項で挙げたダンロップタイヤをはじめ、
・MOTULでお馴染みのオイルメーカー、テクノイルジャポン
・スバルブルーの工具ケースを供給すしたMAC TOOLS
・24時間を刻むオリエント時計
・接触があっても壊れなかったホイールのBBS
・トリッキーな路面を安定してとらえ続けるサスペンションのビルシュタイン
・まさに暗闇を照らし出すヘッドライトのIPF
・ブレーキパッドのENDLESS
・エンジンの排気系を担うFUJITSUBO
・エンジンルームでひときわ目立つBMC Air Filter
・コース全体での無線連絡を可能としたKENWOOD
・駆動系の雄OGURA CLUCH
・ドライバーの身体を支え、そして守るRECARO
・そのほか、FUKAI、G-TEKT、N-KIT、NTN、nishikawa、SHODA CREATIVE、SYMS、TOA、VIEWTEC
といった一流企業が名を連ねます。
ニュル現地に応援に駆けつけるメーカーも多く、オリエント社のスタッフの1人は
「長くサポートさせていただいていますが自分の現地視察は今年が初めて。全員で戦って、全員で勝利を分かち合う雰囲気を感じ取ることができました」
と興奮気味に語ってくれました。
ピット内のヘッドクオーターには、スバルとSTIのバナーの横にオリエント製の壁掛け時計が24時間を刻んでいます。写真は、規程の24時間を経過した直後の模様です。
また、レース深夜、お腹を空かせるチームスタッフのために毎年振る舞われているカレーは、某サプライヤー企業スタッフのお手製。
今や、スバル/STIのニュルブルクリンクチャレンジにはなくてなならない存在となっています。
スバル/STIだけではなく、多くのサプライヤーからの期待と貢献を得ながらWRX STIとドライバーは24時間を走りるのです。