コンパクトカーは世界的にもポピュラーなジャンルで、国産車メーカーだけでなく、海外メーカーも様々なクルマを販売しています。
とくに日本で人気な輸入コンパクトカーと言えば「フォルクスワーゲン・ポロ」と「フォルクスワーゲン・ゴルフ」です。ただ、人気モデルだけに、他人と被ってしまうこともしばしば。
輸入車を買うなら、とことん個性的なモデルが欲しいという方にオススメの2台をご紹介いたします。
まずは「フォード・フィエスタ」です。
2014年1月に日本へ上陸したため、新進気鋭の若手と思われがちですが、フォードの世界戦略車として、すでに約140カ国で販売されており、ヨーロッパでは「フォルクスワーゲン・ポロ」を抑えるほどの人気を誇るモデルなのです。
搭載されるエンジンは、Eco Boostと呼ばれるわずか1.0Lの直列3気筒ターボ。その性能は高く、インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤーを2年連続で受賞するほどの名機です。
同じく、海外での評価が高いのが「プジョー・308」。その実力はヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞するほど。
曲線で構成されたボディラインや、7インチ大型タッチパネルや楕円形ステアリングといった機能性だけでなく、デザインも目を引くインテリアなど、フランス車と聞けば思わず頷いてしまうほどのゆったり感と艶めかしさが魅力的。
ライバルの「フォルクスワーゲン・ゴルフ」と違い、パワートレーンは1.2Lの直列3気筒ターボ(130ps/230Nm)に6速ATを組み合わせたものを搭載。力強さだけでなく、ATならではの滑らかな変速が美点です。
コンパクトカーは、車両価格の点も含めて、多くのメーカーにとってブランドへの入り口を担う重要なモデルであります。多くのモデルが軒を連ねていますが、やはり一般的に価格や装備から人気を集める、いわゆる王道モデルの人気は凄まじいです。
ですが、少し視野を広げるだけで意外にイイ1台と巡りあえる面白さもコンパクトカーにはあります。
コンパクトカー選びを通して色々なブランドを味見して、珠玉の一粒を見つけてみてはいかがでしょうか?
(今 総一郎)