車名からフィットを取ったホンダ・シャトルでも残る共通項は?

ホンダからの回答は 「フィットのリコールとは関係がなく、開発初期から「車名はシャトルで行く」と決まっていた」とのこと。

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車名からフィットが消えても、新型フィット・シャトルのプラットフォームは、現行フィットで、フロントバンパーと前後ドアはフィットと同一とのこと。

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ボンネットフードはフィットと異なりますが、カウルトップの高さはフィットと同等レベル。なお、インパネはシャトル専用にデザインされています。

リヤのオーバーハングは、先代フィット・シャトルよりも少し長くなり、全長は4400mm(フィット・シャトルのハイブリッドは4385mm)と15mmだけ長くなっています。

5ナンバーワゴンですから取り回しも重要で、ハイブリッドの最小回転半径は4.9m(185/55R16タイヤを履くハイブリッドZは5.2m)で、ガソリン仕様も4.9m。なお、先代となるフィット・シャトルはハイブリッドとガソリンの4WDが5.1mで、ガソリンの2WDが4.9mでしたから15mmとはいえ、全長が少し長くなっても取り回しのしやすさはほとんど同じといえるでしょう。

なお、ホイールベースは2500mmから2530mmとなり、全高は1545mmで先代から5mm高くなっていますが、立体駐車場への入庫にも配慮。4WDは1570mm。

4WDといえば朗報なのが5ナンバーワゴンのハイブリッドでは初となる4WDの設定でしょう。カタログ燃費は最高で27.6km/Lと、2WDの最高値である34.0km/Lにはおよびませんが、待望のハイブリッドワゴンともいえます。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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