SLS AMGに続く、メルセデスAMG社による完全自社開発スポーツカーである「メルセデスAMG GT」のスローガンは、“Handcrafted by Racers.“というもの。スポーツカーを愛する人のために、モータースポーツを心から愛する者たちが創り上げているわけです。
その象徴といえるのが、専用に開発され、ハンドメイドで組み上げられるというエンジンです。
総排気量3982ccのV8直噴ツインターボエンジンは、ドライサンプ潤滑による低重心化、2基のターボチャージャーをV8エンジンのバンク内側に配置する「ホットインサイドV」レイアウトによるコンパクトな設計が魅力のひとつ。
そうして、単体重量208kgというV8エンジンをフロントミッドシップに搭載。さらにトランスアクスル・レイアウトの採用により、前後重量配分は47:53としています。
こうして走りを追求したスーパースポーツながら、メルセデスの安全運転支援システム「レーダーセーフティ」やVDA方式で350リッターの容量を確保したラゲッジルームなど、日常性や快適性、安全性を高次元でバランスさせていることが、いかにも「メルセデス AMG」ブランドを感じさせます。
スポーツカーでありながら日常の快適性と高い安全性も実現しています。
グレードはGTとGT Sをラインナップ。GTは最高出力462PS(340kW)、最大トルク600Nm、GT Sは最高出力510PS(375kW)、最大トルク650Nmとエンジンスペックで差別化しています。
メーカー希望小売価格は、GTが1580万円、GT Sは1840万円。いずれも左右のハンドル位置が選べる設定となっています。
なお、GT Sは2015年5月中旬から発売開始、GTの発売は本年9月以降の予定ということです。
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(山本晋也)