2013年に発表された「Friend-ME(フレンド・ミー)コンセプト」や、2014年発表の「ラニアコンセプト」から進化したモデルで、北京のデザイン センターである「日産デザインチャイナ」の若手中国人デザイナーが中心となってデザイン開発を行うと同時に、日本の日産グローバルデザインセンターのグローバルのノウハウが投入され、デザインされたそうです。
日産の新しい形状表現であるコンセプト「エモーショナル・ジオメトリー」に基づいてデザインされていて、「エモーショナル」(表情豊かでダイナミックな動きを伴うもの)と「ジオメトリー」(幾何学的で静的なもの)という、ふたつの相反する概念を共存させるコンセプト。
中型セダンの日産ラニアでは、躍動感のあるボディとシャープなラインで構成された外観デザインに本コンセプトが表現されています。
さらに力強いボディには、Vモーショングリルや、キックアップされたCピラー、フローティングルーフ、ブーメラン型ランプなど、日産デザインの特徴を数多く採用。
インテリアは、「グライディング・ウイング」コンセプトに基づいてデザインされていて、軽快感が表現されたダッシュボードが特徴です。若者世代をターゲットに据えている「ラニア」では、友人とのコミュニケーションも常にITを活用する世代に訴求するため、「コネクティビティ(接続性)」も重視。
スマホとの接続が可能な先進的なオーディオシステムや、7インチのマルチメディアディスプレイスクリーンなど、 互いに連動するインフォテインメントテクノロジーが搭載されています。
日産ラニアは、中国の若者向けモデルとのことで、同国で今秋に発売されるそうです。
(塚田勝弘)