30代というと、社会的に見れば中堅にあたります。20代で培った経験を活かして、新しいことへと次々に挑戦し、さらなるステップアップが求められます。
また、プライベートも結婚や育児など、大きな責任を求められはじめる年代でもあります。
そうなると、これまでのように自分の好きなクルマを自由に選ぶことは難しく、徐々に実用性を重視したクルマ選びをしていかなければなりません。
そこで、実用性はもちろんのこと、スタイルや走りまでをも楽しませてくれる欲張りなモデルを5台ピックアップしてみました。
マツダ・アクセラ
2013年にマツダからリリースされたスポーツコンパクト「アクセラ」。運転のしやすさと実用性を程よくバランスさせたボディは、生物のもつ躍動感を表現した“魂動デザイン”と、新世代技術“SKYACTIV”など、新世代のマツダを象徴する要素が盛り沢山。
通常のガソリンエンジンのほか、低燃費とパワフルを両立するディーゼルエンジンや、「トヨタ・プリウス」とシステムを同じくするハイブリッドもラインナップするなど豊富なバリエーションも特徴のひとつ。
ホンダ・ヴェゼル
近年、世界的にブームといわれているコンパクトSUV。多くのメーカーが参入するこのジャンルにホンダが2013年末に送り込んだのが「ヴェゼル」です。
SUVの力強さに流麗さを織り込んだスタイルや、センタータンクレイアウトによる広々とした室内空間、ハイブリッドシステムなど、強豪ひしめく中でも決して引けを取ることのない独自の魅力を備えた実力派として注目を集めています。
スバル・レヴォーグ
2014年4月に新世代スポーツツアラーとしてデビューした「スバル・レヴォーグ」は、日本での使い勝手を第一に開発された一台。狭い道でも取り回しに苦労しないように全幅を1800mm以下に抑えつつ、乗員に窮屈さを感じさせない室内空間を実現。さらに、後席を折り畳まなくても、5人分のトランクを積みこめる圧倒的な荷室も誇ります。
また、TVCMでもお馴染みの「ぶつからない」機能である“EyeSight(ver.3)”を装備し、安全性も確保されています。
BMW・2シリーズアクティブツアラー
“駆け抜ける歓び”を掲げるBMWがファミリーユースに焦点を当てた新モデルが「2シリーズアクティブツアラー」です。
エンジンなどのパワートレーンを車体前方に集めて前輪を駆動させる方式をBMWで初採用するほか、エンジンも直列3気筒ターボとコンパクトにすることで、後席と荷室に大きなスペースを創出することに成功しています。
MINI・MINIクロスオーバー
パッと見のルックスは紛れもなくMINIですが、そのボディサイズ(4105mm × 1790mm × 1550mm)から、2011年の発売と同時に様々な物議を呼んだ「MINIクロスオーバー」。
しかしながら、後席ドアとMINIの中では広めの室内によるユーティリティの高さから、着実に人気を集め、いまや販売の大半を占めるほど。昨年には初のマイナーチェンジを実施。エコとパワフルを両立するディーゼルエンジン搭載モデルを追加するなど、商品力に更なる磨きがかけられました。
(今 総一郎)